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医師であるあなたが、現状に不満を持っているが、どうしたら良いかわからない、他の医師はどのように考えているのか?また、転職する医師は多いのか、それとも少ないのか?
そのような疑問に対しては、やはりデータで確認することが一番だと思います。
そこで、医師の転職事情などについてデータをご紹介します。
まずは・・・
転職した動機
転職した(い)動機としては、少し古いデータでありますが、2019年に531人(転職経験者378人、未経験者153人)の医師に対し行われたアンケート調査(複数回答あり)の結果です。
動機・理由 | 人数 |
年収・待遇面での不満 | 170 |
休息が取れず忙しく心身の疲れを感じた | 163 |
資格取得やスキルを磨くうえで、現状の環境に満足できないと感じた | 129 |
勤務の時間拘束が長い | 127 |
結婚・出産・育児・介護など家庭環境で変化があったとき | 119 |
職場や医局のトラブルにより人間関係が悪化した | 96 |
医局人事により意に沿わない移動の支持を受けた | 95 |
患者さんやその家族との間でトラブルが生じた | 13 |
以上から、「年収・待遇面での不満」「休息が取れず忙しく陰唇の疲れを感じた」が多い結果となっております。
次に、一番気になるところである転職してよかったかについてですが・・・
転職した結果
転職者の9割が「満足」と回答しています。内訳は
- 満足している 46%
- どちらかと言えば満足している 44%
- あまり満足していない 8%
- 満足していない 2%
回答した531名の医師のうち、転職経験者は378名と71.2%を占めており、転職経験が複数にのぼる医師も45.6%と半数近くを占めている。転職回数は以下のとおりです。
転職回数(異動、開業は除く) | 回答数 | 割合 |
0回 | 153 | 28.8% |
1回 | 136 | 25.6% |
2回 | 98 | 18.5% |
3回 | 60 | 11.3% |
4回 | 27 | 5.1% |
5回以上 | 57 | 10.7% |
このことから、今や転職は特別なことではないことが見て取れます。
転職活動
続いて、実際に転職した医師に、どのように行動したか伺ったところ
行動 | 人数 |
知人や先輩に相談し転職先を紹介してもらった | 149 |
専門の紹介会社に求人を紹介してもらった | 147 |
病院や企業のHPから募集の有無を直接確認し問い合わせた | 52 |
インターネット上の求人サイトで求人情報を確認し直接問い合わせた | 67 |
医師会や学界の求人情報を確認し直接問い合わせた | 11 |
の順となりました。
転職者された方の感想
転職経験者の皆さんから以下のような感想やアドバイスをいただいております。
<転職するタイミング>
転職は最小限にした方がいい。プロ野球のフリーエージェントと同じで、ここぞというタイミングで一回限りのつもりで。(60代男性・その他診療科、転職5回以上)
チャンスなんて自分でつかめばいい。無駄なことはないね。下手な鉄砲も数打ちゃあたる。(60代男性・検診・人間ドック、転職5回以上)
今の職場に不満があるようなら怖がらす、転職にトライすべき (60代女性・婦人科、転職1回)
転職は無理にしなくてもいいが、経験すると世界が広がるのも事実。 (30代男性・救命救急、転職2回)
20代、30代なら先輩諸氏の助言に従うのが良いと思います。40歳を過ぎたら、自分の考えを優先させた方が良いと思います。 (60代男性・救命救急、転職1回)
心を病む前に、逃げる勇気を持ってください (29歳以下男性・麻酔科、転職1回)
<希望の整理・伝え方・条件交渉>
意外とスムーズに進むことが多いので、悩まずに希望は全て伝える方が良い。(40代男性・泌尿器科、転職2回)
何処に行っても良い面や悪い面はそれなりにあります。何をどこまで許容して、何が絶対に譲れないかは明確にしておくべきです。(30代男性・循環器内科、転職5回以上)
常にアンテナをはっておくこと。条件は十分確認しておくこと。希望ははっきりと先方に伝えて、文章等での合意をもらうこと(50代男性・小児科、転職1回)
給与条件が、税込みか、手取りか、確認すること。(50代男性・産科、転職2回)
転職に際して最重要な目的をはっきりさせること。(60代男性・一般内科、転職5回以上)
<転職への心得>
人生は人それぞれです。一つのことを突き詰めるのもよし、一度しかない時間で色々なことに挑戦してみるのもよし、過去は成功であろうが失敗であろうが学びの機会として、自分の描いている夢に向かって歩みを進めましょう。(50代男性・一般内科、転職2回)
前向きな転職を(60代男性・整形外科、転職2回)
医局の人事では、意に沿わないことがあったとしても基本的には医局に守られている部分があるように思います。自分のことは自分で責任を取る、というスタンスと、今まで積み上げて来た立場は一度離れて新たにスタートする気持ちを持って転職されるのが良いのではないかと思います。私自身は大学病院を中心に働いて来たので、知らず知らずのうちに上から目線でものを言うようになっており、悪気はなく言った言葉や説明が、患者さんにとってはきつく感じられたり、不快に思われたことがありました。(40代女性・形成外科、転職1回)
人間万事塞翁が馬。ライセンスさえあればなんとかなります。(50代男性・婦人科、転職2回)
<転職先の情報収集について>
実際にその施設で働いている医師からの声や情報をできる限り集めることも大切だと思います(50代男性・小児科、転職5回以上)
一度、現場を見に行ってほしい。患者の振りでも、お見舞いの振りでもいい。私は産業医をしているので、会社を見に行く。昼休憩、朝の通勤時間がいい。通えそうか、交通の便は、社員の顔色は?一度見ておくと、俄然面接がいい答えができる。(40代女性・一般内科、転職2回)
できれば試用期間で勤務してから契約したほうがいいと思います(50代女性・整形外科、転職4回)
勤務先を調べることも大事ですが、転居先の住まい環境もよく調べてください。(60代男性・一般内科、転職2回)
<転職にあたって身につけておきたい知識・経験・実績>
ヘッドハンティングされるだけの実績をつくるのがベスト(50代男性・その他診療科、転職1回)
やはり大学などで一定の教育を受け、臨床経験を積んでから、より小さい組織で働くべき(60代男性・形成外科、転職2回)
専門医資格など必要な資格は早めにとっておくこと エージェントを選ぶこと(60代女性・精神科、転職4回)
<紹介会社の利用に関して>
エージェントさんに頼むほうが、より具体的に話が進むと思います。(40代男性・老人内科、転職4回)
仲介業者は多数あり担当と合わなければ迷わず他の担当者を探すべき(30代男性・心臓血管外科、転職1回)
人材派遣会社のしっかりとした担当者に巡り会える事(50代男性・消化器内科、転職2回)
<その他>
転職後に技術力が上がることも多いです。(60代男性・一般内科、転職5回以上)
そこの病院の実情は働いてみないとわからないが、経営者(院長あるいは理事長)との面談で、力になってあげたいと思うところに就職したほうがよい。(50代男性・泌尿器科、転職3回)
医師免許というセーフティネットがある分他の業種より大分恵まれています。転じて臨床以外での医師資格の使い道に目を向けて見ると、案外面白いことがいろいろあるものです。(40代男性・小児科、転職5回以上)
実際にどうしたら・・・
実際に行動された方の上位3つの行動としては、
- 知人や先輩に相談し転職先を紹介してもらった
- 専門の紹介会社に求人を紹介してもらった
- 病院や企業のHPから募集の有無を直接確認し問い合わせた
となっております。
ひとつずつメリットデメリットを見ていきますと、
「知人や先輩に相談し転職先を紹介してもらった」場合は、相談しやすいことや信頼がおけるという事がメリットでありますが、一方、条件などが合わなかった場合に、お断りし難いことや、断った場合において今後の関係性が崩れたり、崩れなくても微妙になってしまうことなどがあります。
続いて「病院や企業のHPから募集の有無を直接確認し問い合わせた」につきましては、個人での情報収集に限界があることから、必ずしもご自身の希望に沿った、またはご自身に合う転職先を見つける事が難しいのではないかと思います。なにより、ご自身がお忙しい中、情報収集し、直接、先方に確認することは非常に困難ではないでしょうか?
続いて「専門の紹介会社に求人を紹介してもらった」でありますが、求人情報が多い、転職先の勤務条件等の情報を持っている、専門のスタッフに手続き等を任せる事ができるなどのメリットがあります。また、デメリットでありますが、信頼できるかどうか心配だというところではないかと思います。
以上のことから、専門の紹介会社を利用することをお勧めします。
医師転職専門の紹介会社
紹介会社を選ぶ際は、以下の条件を満たしていることが重要であると考えます。
- 信頼できる
- 独自の求人情報をたくさん持っている
- 検査や手術の情報、経営状態、職場の雰囲気などの情報を持っている
- 匿名性及び個人情報の漏洩防止
- 費用がかからない
これらの条件を満たしているのが、株式会社メディウェルが運営する「医師転職ドットコム」です。
ひとつずつ、条件に照らして見ていきますと、
まずは「信頼性」でありますが、本ページでご紹介したデータは全てメディウェルが運営する「医師転職研究所」に掲載されているものです。また、医師の多様な働き方を提案するコンテンツや最前線で活躍するドクターへのインタビューや、キャリア・ノウハウ記事を紹介する「EPIROGI(エピロギ)」も運営しています。さらには、メディウェルは東証プライム上場企業であることから、信頼性は非常に高いといえます。
続いて「独自の求人情報の多さ」ですが、39,480件以上の求人の中から希望を叶える求人を紹介しているとのことです。また、同社は「非公開」や「匿名」の情報を数多く持っていることが特徴となっております。
続いて「検査や手術の情報、経営状態、職場の雰囲気などの情報を持っている」についてですが、上記の通り「非公開」や「匿名」情報を持っていることにより、一般公開されない「経営に関わる重要情報」「募集背景」「人員体制や職場の雰囲気」など包み隠さずお伝えする事ができるとしています。
次に「匿名性及び個人情報の漏洩防止」でありますが、面接直前まで、お名前を医療機関に開示しないことは当然として、メディウェルは個人情報保護の認定資格であるプライバシーマークを取得していることから、お預かりする個人情報の厳守を徹底しているとのことです。
最後に「費用」でありますが、「非公開求人の紹介を受ける」「コンサルタントに相談してみる」のいずれも完全無料をうたっております。
以上のことから「医師転職ドットコム」をお勧めします。
転職したい気持ちがある、どんな求人があるか興味がある、転職したら収入が上がるのか知りたい方は、完全無料の「医師転職ドットコム」に登録してみたらいかがでしょうか?